先日、夫の同級生の親友がガンで亡くなった。夫と私は同い年なので、私と同じ年に亡くなったということになる。
私の父は62歳で亡くなった。父と母は7歳違いなので母が55歳の時、今の私の方が年上だ。
いつどうなるかわからない
夫の親友は6年前にガンが見つかり、「5年もったらいいでしょう」とお医者様に言われ、6年頑張ったそうだ。
私も夫も今は元気。
でも明日はわからない。
もしかしたら何か大きな病気が見つかるかもしれない。
考えさせられた
もし、夫があと5年しか生きられないと分かったら…何をするだろう?
真っ先に思ったのは
『できるだけ一緒にいる時間を増やす』
子供たちは社会人となり一人暮らしをしていて、今は二人きりの生活。
ありがたいことに好きなことをやらせてもらっている。
二人の時間を増やすために、今やっていることを辞めようか悩むと思う。
夫の側にいて、やってあげられることは全てやりたいと思うかもしれない。
でも、逆の立場だったらどう思うだろう?
自分があと5年しか生きられなかったら?
できることは全てやりたい。
夫や子供たちと旅行に行って思い出を作りたい。
夫と一緒に名所・話題の場所巡りをしたい。
今やっていることを全力で楽しみたい。
もし夫が自分のことを犠牲にして私の側にいてくれたらどう思う?
嬉しい気持ちはあるけど、そうはしてほしくない。
日々自分の好きなことをして楽しんでいる姿を見ていたい。
日常生活を送ってほしい。
きっと夫もそうだと思う。
今なら母の気持ちが分かる
父は晩年入退院を繰り返して、母は入院するたび病院に寝泊まりし、病院から出勤・病院に帰ることをしていた。
当時の私は、何でそんなに大変なのに仕事を辞めないんだろう?
少しイラつく気持ちを持ちながら思っていた。
きっと母も辞めることを考えたと思う。
でも仕事を辞め父がいなくなった後の母の喪失感は、計り知れない。
父が早くに亡くなっても、仕事があるから頑張れていた。
きっと私もそうだ。
母は父が亡くなった後も10年働き、今は自分の好きなことをして人生を楽しんでいる。
結局のところ
『普通に暮らせていることに感謝しながら今を楽しんで生きる』
これに尽きる。
悲しみはすぐには癒えないかもしれない。
でも過ぎていく時間は一緒。
その時間を悲しんで生きるか、楽しんで笑って生きるか。
先に去るものはどちらを望むだろう?
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